2019年3月25日月曜日

3月25日 フィリピンニュース ピックアップ

マニラ首都圏の水不足問題、広範囲に拡大する


 3月の初めからラメサダムの水位低下によりマニラウオーター社管轄区域の、マニラ首都圏東部(ケソン、タギグ、マンダルヨン、パシグなど)にて行われている計画断水が続く中、先週より南部地域のラスピニャス、パラニャーケ、アラバン地域にも数時間の断水及び、取水制限が行われることがアナウンスされました。


 同時期にビサヤ地方セブ市でも断水がはじまり、フィリピンの水不足による断水は国家的な問題となり、大統領府、上下院議会でも議論が続けられています。

 そんな中、主にマニラ西部に水供給するMaynilad社は今週に入り、「このまま雨が降らなければ、アンガットダムの水位は4月の末には危険なレベルにまで落ち込み、安定した供給が難しくなるという算定結果が出た」と発表しました。


 政府関係者は長引く水不足による原因を、「予想をはるかに上回るペースで急増するマニラ首都圏の人口増による、日々の需要に対する水の供給量がすでに追いつかなくなっているため」と結論付け、予定されているダムの増設を急ぐことを働きかけています。


 ただし、本年中に新設のダムの着工が進んだとしても完成は2023年以後になるため、およそ半年に及ぶ雨が降らない乾季には慢性的な水不足に陥る可能性が高くなりました。


ソース:https://www.philstar.com/headlines/2019/03/25/1904262/pagasa-angat-dam-may-hit-critical-level-april

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