2019年3月13日水曜日

3月13日のフィリピンニュース ピックアップ
















どうもKazubongです。

先週からの取水制限および断水で、非常に困っております。

それでは、3月13日のニュースピックアップです。


マニラ首都圏の断水さらに拡大中


 マニラ首都圏に水を提供するマニラウオーターカンパニーはラメサダムの水位低下により、深刻な水不足を懸念して主にマニラ東部にて取水制限と断水の範囲を拡大しています。

 ニュースでは水を求めてタンクをもってバランガイ内を右往左往する人々の様子が報道されています。

 昨日のニュースフィードでこれからマニラ方面に旅行される方からの問い合わせがありましたが、マニラウオーターは主に東部、マニラッドが西部に供給しているため、マラテ地区に泊まる方たちへの影響は差し当たってないようです。

 現在、深刻な断水があるのはマンダルーヨン、パシッグ、サンフアン、ケソン市の一部で、バランガイによっては22時間断水という地域もあり、衛生状態への懸念も出てきています。

 マニラ首都圏は連日の酷暑(日中34度くらいまで上がります)で熱中症の危険もあり、対応が求められますが、昨日も書いたように雨の降らない時期であり、長年にわたる水不足の危機にもかかわらず、インフラ整備への対応を遅らせてきた政府にも問題があります。

 なぜこのような問題が出てきているのかについては、リンクに挙げたソースに詳しく書かれているのでぜひお読みください。フィリピンの水事情がよくわかるリポートになっています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/13/19/house-probe-on-water-shortage-sought
https://news.abs-cbn.com/news/03/12/19/explainer-why-is-there-a-water-shortage-in-metro-manila



セブの少女惨殺事件の容疑者が逮捕される


 さる10日の日曜日、教会への奉仕活動に夕方出かけた16歳の少女が、夜になっても戻らず、翌11日にレイプされ、顔面の皮をはぎ取られて頭蓋骨がむき出しになった状態で野原に遺棄された事件で、マクタン島ラプラプ市の警察は容疑者と思われる3人の男を逮捕して取り調べを行っています。

 SNSではレイプされ惨殺された少女の死を悼んで嘆く投稿が続いており、このような残忍な犯行を犯した者への刑罰は終身刑ではなく、死刑にするべきだとの声が多数上がっています。

 フィリピンでは2006年6月にアロヨ大統領政権下で死刑制度が廃止されて以来、終身刑が極刑と定められており、当時死刑囚だった囚人も皆、それまでの死刑判決から終身刑に変わったという経緯があります。

 2016年のドゥテルテ政権発足以来、麻薬の売人、使用者に対しては「その場で殺しても構わない」といったような大統領発言が取りざたされる背景にはこのような背景もあります。日本は死刑制度が残っている数少ない国の一つですが、その是非の判断については非常に難しいと思わされます。


ソース:http://bir-gov.info/#news/4



ドゥテルテ大統領、チャイルドシートの着用を求める法案に署名する


 増加するチャイルドシートの未使用による重大事故、死亡事故に対応するため、ドゥテルテ大統領は12歳以下の子どもにチャイルドシートの着用を義務化する法案に署名をしました。

 この法律の成立により、違反したドライバーは1回目1000ペソ、2回目2000ペソ、3回目は5000ペソの罰金と1年間の免許停止という重罰が課せられることとなります。

 個人的には、現状でバイクにヘルメットなしで3人4人乗り、子どもも乗せている状態、トライシクルに5人も6人も乗っている状態など、フィリピンのローカルの状態を見る限り、ちぐはぐな印象があります。

 また罰金についても、評判の悪いマニラの警察の格好の点数稼ぎに利用されるだけのような気がしてなりません。いずれにせよ、日本の基準からみると、まだまだ整備されるべきことが沢山あり、真摯に一つ一つ取り組んでいる現在の大統領、政府は、これまでの状態からすればものすごい大きな変化を短期間にフィリピンにもたらしているのは間違いありません。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/12/19/duterte-signs-law-mandating-use-of-car-seats-for-children?fbclid=IwAR3-j0oCcbIuUcbEWxNq0B2I5NEjPiplu2HDcLEK78ApOteuh842vutf2KM



首都圏と郊外を結ぶP2Pバスの整備が進む


 ここ最近、フィリピンの陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)により集中して進められているバス路線の改革ですが、今年さらにP2Pバスが28路線オープンして、郊外から首都圏へ働きに出てくる人々への交通の利便性向上が期待されます。

 ブラカンやバタンガス、ラグナなどと首都圏を結ぶP2Pバスの新28ルートに関してはリンクに掲載されています。チェックしてみてください。P2Pバスは車両も新しいものを用いており、とても快適です。


ソース:https://news.abs-cbn.com/business/03/12/19/ltfrb-opens-28-new-p2p-routes



いかがでしたでしょうか。
本日は水不足とセブの少女惨殺事件の続報を中心に取り上げてみました。
それではまた。





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