2019年3月29日金曜日

3月29日のフィリピンニュース ピックアップ














どうもkazubongです。
今朝はラップラーのCEOマリア氏が再逮捕とのニュースが朝から飛び込んできました。
本日のフィリピンニュース ピックアップをどうぞ!



ラップラーのマリア・レッサ氏 再逮捕


 フィリピンのネットメディアでドゥテルテ政権を公然と批判することで知られるラップラー社のCEO マリア・レッサ氏が29日、NAIA(ニノイアキノ国際空港)にて逮捕されました。

 マリア氏は「サイバー名誉棄損」の容疑で2月に逮捕されていますが、10万ペソの保釈金を支払って、活動を再開していました。
 マリア氏はドゥテルテ政権の麻薬撲滅運動の批判を繰り返し、大統領の言動のファクトチェックをするなど、メディアを通して現政権への批判を繰り返していたことから、「言論の弾圧である」との声も起こっています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/29/19/maria-ressa-arrested-at-airport-slams-travesty-of-justice

EDSAに面するバスターミナルの閉鎖


 3月26日、マニラ首都圏開発局長官ガルシア氏は、マニラの交通渋滞緩和の為、6月のEDSA沿いのバスターミナル閉鎖に向けて、ホーリーウィーク後に閉鎖の試験運用を開始すると発表しました。

ソース:https://newsinfo.inquirer.net/1099895/bus-terminals-along-edsa-to-be-closed-in-june-mmda?fbclid=IwAR3dQ5hLfskLtJX72DG2c1p9P4nosT0d08L3KIDk21OAX5X8l0Myk87WWdk

セブのマンダウエで夫婦が殺害される


 29日未明、セブのマンダウエ市内の民家に4人組の男が押し入り、就寝中のカップルを銃で殺害するという事件が起こりました。当時、夫婦は7人の子どもたちと就寝中で、犯人は夫婦を銃で殺害したのち、その場を立ち去り逃走中とのこと。事件の起こったバランガイでは、凄惨な現場と一夜にして両親を失い孤児となった7人の残された子どもたちを見て、ショックを受けているとの報道がなされています。夫婦は麻薬取引の組織との関りがあったとの情報が流れています。

ソース:https://www.sunstar.com.ph/article/1799061/Cebu/Local-News/Couple-shot-dead-7-kids-orphaned?fbclid=IwAR2KXD447Y_Q6CJ2A1UDxcjUHtsBnhqVxIrnZxNN_9QgRJorG8to_Y308L8


本日のフィリピンニュース ピックアップいかがでしたか?

それではまた!



























2019年3月28日木曜日

3月28日のフィリピンニュース ピックアップ















どうもkazubongです。

ここマニラは夏本番で、連日酷暑が続いています!

現在、このニュースのアップデート方法についていろいろ考えていて、しばらく不定期になるかもしれません。

でも、楽しみにしてくださっている方のために、最良の方法を検討中ですので、しばらくお待ちください。

今日は久しぶりにニュースをお届けします!

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ドゥテルテ大統領74歳の誕生日


 本日3月28日、ドゥテルテ大統領が74歳の誕生日を迎えました。2016年の就任時より、高齢と健康の不安がささやかれ続けていますが、お元気に公務を続けていらっしゃいます。

 国民の人気も年齢と同じく70パーセント以上の高支持率を維持しており、過去半世紀で最高の大統領となるとの呼び声も高いです。

 「誕生日は何もしない、家族と過ごして家で寝ていたい」と言われていっさいのお祝い事を拒否されていることが報道されています。マラカニアンでもダバオでも一切のお祝い行事を断っているようです。

 いかにも「らしい」ニュースです。

 僕も大統領の1ファンとして心からおめでとうございます!
 
 あと3年フィリピンのために元気で頑張ってください!


ソース:https://www.philstar.com/headlines/2019/03/28/1905259/i-just-want-sleep-my-birthday-duterte

https://news.abs-cbn.com/news/03/28/19/no-frills-celebration-duterte-turns-74-continues-to-shun-lavish-parties



麻薬常習のリストに11人の若手女優の名があげられる


 フィリピンの麻薬取締局(PDEA)は31人の有名人がドラッグの常用や密売でリストに挙げられていると発表しました。

 中には11人のテレビで活躍する女優の名前もあり、ほとんどは20-30代の若者であるとのこと。捜査対象に挙げられている有名人は検挙される可能性が高いと示唆しました。

 ドゥテルテ大統領は2016年の就任以来、国内の麻薬犯罪を一掃することを公約の一つにしていて、連日逮捕者が報道され続けています。


ソース:https://www.philstar.com/headlines/2019/03/28/1905261/11-actresses-drug-watch-list-pdea-chief



セブ市の新ごみ収集車の入札に日本のヒノ自動車が決まる



 3月26日、セブ市は日本のヒノ自動車が新しく導入されるごみ収集車の業者として決まったと発表しました。

 落札額は232ミリオンペソ。約5億円の契約となります。

 ヒノ自動車は1月に行われた入札でいったん決まっていましたが、他業者の条件が整わず、1社のみだったためやり直しが命じられ、この度改めて決定となりました。


ソース:https://www.sunstar.com.ph/article/1798764/Cebu/Local-News/Hino-wins-P2325-M-bid-for-garbage-compactor-trucks?fbclid=IwAR1awxbXFocO-4_mWRdQkNmX-tDVnoYfafKeo7EOJiAeJ6PSBPl1tGCtTN4



いかがでしたか?

それではまた!


2019年3月26日火曜日

3月26日 フィリピンニュース ピックアップ












サン・ミゲル社高速道路の延伸を発表


サン・ミゲル社はラグナーバタンガスーケソンプロビンスをつなぐ、66,74kmのSLEX TOll Road 4(TR4)の建設を発表しました。

発表によると、この高速道路の建設によりラグナからケソンプロビンスまで現在3時間かかるところが45分に短縮でき、ルソン島南部の移動の利便性と経済発展に貢献するとのことです。
着工は2019年に始まり、3年後の2022年完成を予定しています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/business/03/25/19/san-miguel-to-break-ground-on-new-toll-road-in-south-luzon

3月26日 フィリピンニュース ピックアップ










マニラウオーター社、4月分の水道料徴取広範囲で取りやめる


長引く断水の影響で、多くのマニラ首都圏住民が不便な生活が強いられる中、26日火曜日、マニラウオーター社CEOは今回の水不足への謝罪として、4月分の水道料金の大幅な割引もしくは徴収を取りやめることを発表しました。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/26/19/manila-water-announces-one-time-bill-waiver-over-supply-outage

3月26日 フィリピンニュース ピックアップ













セブのブヒサンダムの水が枯渇


3月26日セブの水道局は、セブ市などに供給する水源のブヒサンダムの貯水率が低下し、ほぼ枯渇している危険なレベルであることを発表しました。

すでに多くのバランガイで取水制限、断水が始まっているセブ島ですが、このまま雨が降らない場合、長期的な断水を余儀なくされると発表されています。

マニラ東部から始まったフィリピンの水不足は拡大しており、今後農作物の収穫などへの影響や、不衛生による感染症の拡大などが心配されています。

ソース:https://www.sunstar.com.ph/article/1798610/Superbalita-Cebu/Balita/Buhisan-Dam-wala-na-magamit?fbclid=IwAR3H7ZZ2RXQG1PB_rqTG7eBWU02qEyDiIm4KO1kLa_0kOuoWVrSbP_4OpL4

2019年3月25日月曜日

3月25日のフィリピンニュース ピックアップ













マニラの住宅地の価格上昇中


 2019年に入って、マニラ空港と市内を結ぶ地下鉄や、ケソンシティからブラカンまでをつなぐMRT7など複数の鉄道路線の工事が着工し、2025年ごろまでの完成予想が出されたために、地下鉄、MRT延伸の沿線では地価が急上昇しています。

 地方からの人口流入が続くマニラ首都圏では住宅供給が追い付かず、各大手ゼネコンが急ピッチでコンドミニアムなどの建設を進める中、建設業への就職希望者が足りなく、慢性的な人手不足が起こっています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/business/03/20/19/property-prices-seen-to-rise-in-metro-manila-subway-area?fbclid=IwAR3uVjO7mqcY7OVkBUYXj07RnenGS5h4zpemkrKewzjFjGNGpgc88Hsj4pQ

3月25日のフィリピンニュース ピックアップ

ボホールで地震


25日午前10時53分、ボホールでM4,5の地震が発生し、ボホール島タグビララン市で震度3、セブ島セブ市で震度2を記録しました。2019年に入って、ビサヤ地方、ミンダナオ島付近で震度3-5の地震が活発に起こっています。


ソース:https://cebudailynews.inquirer.net/224222/4-5-magnitude-earthquake-rocks-antequera-bohol-intensity-2-felt-in-cebu-city?fbclid=IwAR2DcgXPadDaZ4OsWF-upY8pTooQne2Aa7ErieZxV2H772bCTBXst_sa-ek

3月25日 フィリピンニュース ピックアップ

マニラ首都圏の水不足問題、広範囲に拡大する


 3月の初めからラメサダムの水位低下によりマニラウオーター社管轄区域の、マニラ首都圏東部(ケソン、タギグ、マンダルヨン、パシグなど)にて行われている計画断水が続く中、先週より南部地域のラスピニャス、パラニャーケ、アラバン地域にも数時間の断水及び、取水制限が行われることがアナウンスされました。


 同時期にビサヤ地方セブ市でも断水がはじまり、フィリピンの水不足による断水は国家的な問題となり、大統領府、上下院議会でも議論が続けられています。

 そんな中、主にマニラ西部に水供給するMaynilad社は今週に入り、「このまま雨が降らなければ、アンガットダムの水位は4月の末には危険なレベルにまで落ち込み、安定した供給が難しくなるという算定結果が出た」と発表しました。


 政府関係者は長引く水不足による原因を、「予想をはるかに上回るペースで急増するマニラ首都圏の人口増による、日々の需要に対する水の供給量がすでに追いつかなくなっているため」と結論付け、予定されているダムの増設を急ぐことを働きかけています。


 ただし、本年中に新設のダムの着工が進んだとしても完成は2023年以後になるため、およそ半年に及ぶ雨が降らない乾季には慢性的な水不足に陥る可能性が高くなりました。


ソース:https://www.philstar.com/headlines/2019/03/25/1904262/pagasa-angat-dam-may-hit-critical-level-april

2019年3月21日木曜日

日本のジャズギタリスト、TOMOさんのライブ!







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Tonight jazz live at ABUELA's ,makati

Japanese jazz guitalist Tomo watanabe and Paolo Cortez

8:30 pm start ( 2 stage), admission free only order charge.

He is awesome jazz guitalist who ever heard before.

Dont miss it!

See you later guys!

今晩,20時30分よりマカティのレガスピビレッジ, ABUELA'sにて,
 日本のジャズギタリスト トモさんのライブがあります。


























今晩はフィリピンのギタリストPaolo Cortezとのギターデュオでの演奏。

入場無料でオーダーのみです。

先日,彼のギターを聞きましたが素晴らしいです。

間近で聞けるチャンスです。 お時間ある方はぜひ今晩マカティでおあいしましょう!

場所:https://www.facebook.com/Abuelas-951994034811012/?epa=SEARCH_BOX


















2019年3月20日水曜日

速報:マニラウオーター社3月20日断水計画

マニラウオーター社から最新の断水計画が出ました。
ざっと見たところ、改善されるところ、現状と同じところ、ひどくなるところがあって、僕の評価としては依然として水不足は続きます。
かなりの長期戦を予測した対策を立てる必要が出てきました。
具体的には日中流水がない場合にはトイレ後などにアルコール除菌のティッシュを使う、アルコールのサニタイザーを使うなどして、手指の消毒がマストです。気温湿度との関連から、雑菌が増殖して食中毒を起こしたり、その他様々な弊害が予想されます。
マニラ東部に住んでいる方は、自分の地域の断水計画を注視して、水をためたり、飲料水を確保するなど、引き続き対策を怠らないようにしてください。

このリンクから各エリアの断水時間が見れます

https://www.facebook.com/pg/manilawater/photos/?tab=album&album_id=1935179766593364

次はメラルコの計画停電ですと


















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どうもkazubongです。


長引く断水にあえぐマニラ東部住民です。

そこに飛び込んできたのが

次はメラルコ(電力会社)の計画停電ですと

まあ、メインテナンスなんでしょうが、なんだかね。

かててくわえて、MRTはメインテナンスでイースターサンデー前のホーリーウイーク1週間休むとの発表も。」

それは別記事で書きます。

実は今週末は日本が連休に入り、マラテマカティに大挙して日本人観光客がくるんだよね。

そのど真ん中で計画停電だからね。




Meralcoは3月20日~23日にメトロマニラで計画停電を行うと公表しました。

対象地域はマラテ、マカティ、マンダルヨン、パシッグ、ケソンシティとサンファンです。

計画停電のスケジュールは以下のとおり。
◆3月20日(水)23時~23時59分/3月21日(木)16時~16時30分
マラテ、マカティ(Palanan)、パサイ
◆3月20日(水)24時30分~翌5時
マンダルヨン
◆3月20日(水)23時~3月21日(木)4時
ケソンシティ、サンファン
◆3月21日(木)10時~3月22日(金)翌5時
ケソンシティ(CentralとVasara)
◆3月22日(金)10時~16時
ケソンシティ(Cubao)
◆3月23日(土)10時~16時
パシッグ(KapitolyoとPineda)

リンクはこちら→https://news.abs-cbn.com/business/03/17/19/walangkuryente-power-interruption-sa-luzon-sa-marso-18-24
































3月20日フィリピンニュース 速報

村のウオーターステーションついに水が止まった 涙


 どうもkazubongです

 ついに、ついに、わが村(バランガイ)のウオーターステーションが、全て水がなくなってしまいました! 

 水不足が始まって約2週間、大ピンチです。


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 kazubongは歩いて3分ぐらいのウオーターステーションに5ガロンの青いタンクを持っていって注文するのですが、今朝行くと、少し離れたところから店長が僕を見つけて悲しそうな顔。

 そして嫌な予感。

 店前には山のように積まれた同じタンクたちが、、、。

 「水が出ない」

 え?まじ?昨日まで出てるって言ってたやん

 「昨日まで出てたけど今朝から止まった」

 そうなんです、わが村は全域12-13時間の断水中なのですが、ウオーターステイションは水が出ていたので安心していたのです。

 「5時から水が出るから夜届けるから、それでいい?」

 もちろんいいよ、大変じゃん夜デリバリーって、、、

 「しょうがないよ、みんな困っているから」

 そっか、よろしくねアテ

 といって帰ってきました。

 ウオーターステーションというのはタンクを渡すと、そのタンクに住所が書いてあって、後で家までデリバリーをしてくれます。ちなみに5ガロン(約20リットル)で30ペソです。

 こんなこともあろうかと、一応予備の飲料水として6リットルのミネラルウオーターを2つ買ってあるので、大丈夫なのですが、本当にいつまでこの水不足が続くのか非常に心配です。

 ここフィリピンでは先週ドゥテルテ大統領がmaynilad社に喝を入れて、こういうときは協力しろということで一旦はバイパスが実行されたのですが、多くの地域でまだ長時間の断水が続いています。

 僕の住む村では、朝6時から夕方5時か6時までストップです。

 フィリピン議会でもマニラウオーター社に責任を求める議論がなされていたり、マニラウオーター社は、今月の水道代の請求をあきらめるアナウンスをしたりと、連日水不足関連の報道でニュースはいっぱいです。

 
ソースはこちら:https://news.abs-cbn.com/news/03/19/19/senate-probes-metro-water-shortage





日本でも、大々的に報道されているようです。


ソースはこちら:https://www.msn.com/ja-jp/news/world/フィリピン首都で「最悪」の水不足、輪番断水で給水車には長蛇の列/ar-BBURWVW


村人たちも、行きかうごとに「水がでねえな」「んだんだ」と、水の話があいさつになっています。


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2019年3月19日火曜日

フィリピンニュース速報















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速報です。

なお断続的な断水が続くマニラ東部地域ですが, マニラウオーター社は利用地域の顧客に今月の水道料金を請求しないとアナウンスしました。

引き続き解決に向けた努力をするので理解を得たいとのこと。

根本的な解決ではないが, 評価されるべき英断でしょう。


ニュースソースはこちらをクリック!







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2019年3月17日日曜日

3月17日のフィリピンニュース ピックアップ

3月17日 フィリピンニュース ピックアップ





 











 どうもkazubongです。

 今日は日曜日ということで、いつもと変わったニュースの届け方を試してみます。

 日々の日課でニュースフィードをチェックすることにしているのですが、その中から自分が気になったことをお届けしているのがこのピックアップというシリーズです。

 でも、当然1日になん10と流れてくるニュースの中から3つとか5つをチョイスする過程で次点というか2軍というか、残念ながら漏れてしまうニュースもあります。

 なので、これからは週に1度ぐらい、そうした「ピックアップからは漏れたけど、ぜひお伝えしたいニュース」というのをシリーズ化しようかなと。

 なので、これからは日々の(取り上げるべきニュースがないときや超忙しいときはスキップする日がありますが)ニュースピックアップ、週に1度のニュース2軍 笑、それと、もともとこのニュースピックアップの元になった1月から始めている月に一度のニュースまとめの3シリーズにしたいと思います。

 相変わらず、だれかにそうしてくれと言われているわけではないのに変えていくパターンです。

 そして、それらのニュースをストックして、年末に「今年のフィリピン10大ニュース!」を大々的に作りたいと思っています。←これも別に誰からも期待されていません w



それでは、新シリーズです。

kazubongの

フィリピンニュース ピックアップ2軍! w


(ネーミングセンスが、、、、、ヒドイ)


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フィリピンのお金持ちリスト、1位が変わる


 去る1月19日にSMの創業者ヘンリー・シー氏が94歳で亡くなったことで、これまで10年以上ずっと1位の座が不動であった、フィリピンのお金持ちリストが更新されました。

 アメリカのフォーブス誌が発表した世界のお金持ちリストでフィリピン人の1位に選ばれたのが、スターモールを展開するマニー・ビラー氏です。

 個人の資産額は55億ドル(6000億円)、世界ランクとしては317位ということです。フィリピンで1番でも世界では300位以下なんですね。2位以下にはおなじみのゴーコンウエイ氏、ルシオタン氏などの名前が続きます。ロビンソンやフィリピン航空ですね。

 それではSMのヘンリーシー氏の遺産はどこに行ってしまったのかというと、もちろん家族に引き継がれています。8位以下にずらっとシー氏の子どもたちの名前があります。すなわち分与されたのでランキングが下がっただけで、総額ではやはりSM創業者一族が今でもフィリピンでは一番のお金持ちなのだということが分かります。

 それにしても、いまだにフィリピン人の一般的な年収が30万円とも50万円とも言われている中で、何千億円も持っている人たちがいるというのはものすごい格差社会だと数字を見ても生活をしていても感じさせられます。

 ちなみに世界一のお金持ちは誰でしょうか。ビルゲイツさんではなく、アマゾンのジェフベゾスさんです。2019年現在の個人資産、その額約18兆円。・・・意味不明です。

ソース:https://news.abs-cbn.com/business/03/05/19/manny-villar-is-now-phs-richest-man



「ドラえもん」5月からテレビ放送決定




 日本の人気アニメドラえもんがフィリピンのテレビに戻ってきます。

 日本人なら知らない人はいない藤子不二雄作の漫画どらえもん、テレビアニメシリーズですが、ここフィリピンでも1999年に放送開始されて大ヒットとなりました。その後2002年に放送は終了、しかしキャラクターは多くの子どもたちの人気となりました。今20代後半から30代のフィリピン人に話しかけるとドラえもんを楽しみに子供のころ見ていたという話が聞けると思います。NOBITA,JYAIAN,SUNEO,などキャラクターの名前もみんな覚えているようです。ドラえもんの発音は独特です。タガログ訛りですw。

 街中でもhello Kittyなどと同様に、ドラえもんのキャラクターのついた商品をたくさん見ることが出来ます。

 この度、フィリピン最大のテレビ局ABS-CBNが5月より新シリーズとしてドラえもんの放送を再開するとアナウンスしました。この放送により、再びフィリピンの子どもたちに日本の誇るアニメ、どらえもんが人気となることと思います。

 当然吹替はタガログ語で行われますので、日本人の我々もタガログ語の勉強と思ってみるのはいかがでしょうか?

ソース:https://news.abs-cbn.com/entertainment/03/06/19/classic-anime-series-doraemon-is-returning-to-ph-tv




「EDSAの渋滞解消できない、、、」


 

 麻薬撲滅戦争、ボラカイ島のクリーンアップの為、島ごと6か月間閉鎖、マニラベイのクリーンアップ作戦、地下鉄工事の着工、新空港建設、首都移転計画の実行、ルソンからミンダナオまで全土を橋で結ぶ計画の着工と、歴代大統領が取り組むことのできなかった政策を次々と実現していく無敵の大統領ドゥテルテ氏ですが、先ごろ「EDSA大通りの渋滞が解消できない、、、。」と公約の一つに挙げていた首都圏の渋滞解消が難しいと告白しました。

 EDSA大通りとは空港の近く、パサイ市のMOAあたりからケソンシティに向かって南北に伸びる大通りです。大阪で言うと御堂筋通みたいな。わかりにくいか。

 2016年の就任以来数々の公約を成し遂げてきた、もしくは任期中にきちっと道をつけて後進に渡しそうな大統領ですが、さすがにマニラの大渋滞は一朝一夕にはいかず、頭を悩まさせているようです。

 マニラ首都圏は東京23区ほどの広さに、東京の人口以上の住民がいて、周辺のカビテ、ラグナ、ブラカン、リサールなどからの車両の往来が24時間途切れることなく続く街です。道路の整備、高速道路の延伸、鉄道への着工など、急ピッチで進められていますが、さすがの大統領も現時点ではお手上げの様子です。





 以上3つのニュースいかがでしたか?

 普段はニュース性の高いものを中心に届けていますが、今回は2軍ということで、おしくもチョイスから漏れたけれども読み物として面白いものを選んでみました。

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 今後ともよろしくお願いします。
 
 それではまた!


2019年3月16日土曜日

3月16日のフィリピンニュース ピックアップ



3月16日のフィリピンニュース ピックアップ
















どうもKazubongです。

水不足に悩まされるマニラから今日もニュースをまとめて送ります。

それでは、3月16日のニュースピックアップです!
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ドゥテルテ大統領、麻薬犯罪者リストを公開



 ドゥテルテ大統領は14日の記者会見で、麻薬犯罪に関わっているとされる国会議員や市長ら40人以上の実名を挙げた「麻薬犯罪者リスト」を公開し、同日付で、公務員の汚職防止に関わる行政監察院に提出したことを明らかにしました。今後、個別に提訴されるとの報道です。

 フィリピンでは今年5月13日に中間選挙(上院の半数と下院、地方選)が予定されています。ドゥテルテ大統領は就任以来、一貫して麻薬犯罪者への戦いを続けています。「殺してもよい」というエキセントリックな発言が注目されて、国際的には賛否がある話題ですが、フィリピンでは支持率が揺らぐことなくここまで来ています。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/15/19/reelectionist-politicians-tagged-in-narco-list-deny-involvement-in-illegal-drugs#



ミンダナオ島で震度5の地震


 16日の午前7時7分、ミンダナオ島アラベルの北西10km、マグニチュード5.6の地震がありました。震源の深さは96km。この地震により、コロナダルで震度5、アラベル、ジェネラルサントスで震度4、ダバオで震度3などを記録しています。

 ミンダナオ島に住む知人らからも、「長かった、大きく揺れた、怖かった」などの連絡が届いています。ミンダナオ島沿岸では年明けからマグニチュード5クラスの地震が連続して起きています。

 日本でも和歌山県紀伊水道付近で群発地震が起きていることも報道されており、引き続き地震のニュースは注視していきたいと思います。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/16/19/magnitude-56-quake-hits-sarangani?fbclid=IwAR0RhhNXnqf9rr7L3ivBJS6sciFbCbktBhLXiGiPxOtgbgN7hFoVmA2RmvA



フェースブック世界規模の通信障害


 インターネットのSNS最大サービスの一つ、facebookが15日世界規模で通信障害が起き、一時期メッセンジャーの送信ができなくなるなど、混乱が起きました。

 14日にはグーグルのGMAILで不具合が報告され、日付が変わった15日夜中より写真が送れない、メッセンジャーで返信できないなどの不具合が出ました。午前5時ごろいったん復旧に向かいましたが、午前6時を過ぎて利用者が増える時間帯になるとまたダウンし、機能が回復したのはおよそ5時間後の正午ごろでした。

 連日の通信障害にTwitterなどではサイバーテロの可能性を指摘する投稿が相次ぎましたが、facebook公式の発表ではそのような事実はないということです。

 先日は日本でソフトバンクの携帯が通信障害を起こしてつながりにくくなるということがありましたが、この10年で私たちの生活があらゆる場面で携帯、SNSなどに依存する生活になっており、facebookのユーザー数は20億人ともいわれており、今回のような事件があると様々考えさせられます。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/14/19/facebook-down-in-ph-parts-of-the-world



ニュージーランドのモスクで銃乱射事件、49人死亡


 15日の金曜日、ニュージーランドのクライストチャーチのモスク(イスラム教の礼拝所)2か所でライフルやショットガンを用いた銃乱射事件が起こり、49人が死亡し、多くの負傷者が病院に搬送されました。

 逮捕された犯人グループの一人、オーストラリア出身で28歳の男は自身のフェースブックで銃乱射の様子を17分間にわたり生中継したことで、衝撃が走っています。

 私自身もこの動画を全部見ましたが、主観視点で撮影された映像は本当にむごたらしいものです。ショットガンとライフル銃を持った犯人が、モスクに集まる人々に銃を向けて子ども女性関係なく殺していく様子に言葉を失います。

 フィリピンでは1月の末にミンダナオ島のスールーで起きた、カトリック教会の礼拝中の爆弾テロ事件で多くの犠牲者が出て、マニラの鉄道が一時期液体の持ち込み禁止になるなど緊張が高まったばかりです。この事件はフィリピンでも国際ニュースとして大々的に取り上げられています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/overseas/03/15/19/forty-dead-20-seriously-wounded-in-nz-mosque-shootings



東京の渋谷でフィリピン観光促進をアピール


 15日、フィリピン観光省は、日本人がフィリピンにもっと観光に来てほしいと、渋谷で「もっと楽しいフィリピン」キャンペーンのイベントを開催しました。

 イベントには、フィリピン観光省のベルナデッド大臣も来日してスピーチを行い、ホセラウレル駐日フィリピン大使も挨拶をして、前年比30パーセント増の年間80万人の日本人がフィリピンを訪問してくれるようにとアピールを行いました。

 イベントでは、6か月間の閉鎖の後にクリーンアップされたボラカイ島の紹介や、各航空会社のプロモセールなどが紹介されています。

 確かにタイやシンガポールに比べてマイナーなイメージのあるフィリピン観光ですが、私も微力ながらこれからフィリピンの魅力を伝えられたらなと思います。

 また、ここフィリピンではビジットジャパンのキャンペーン効果により、東京や大阪への短期旅行をするフィリピン人が急増しており、マニラでは増加しつつある「日本ファン」向けのレストランが相次いで開店をするなど、これまでの日本食レストランとは違った層をターゲットにしたビジネスも増えてきています。今後、そうしたお店のレポートなどもしていきたいと思っています。


ソース:http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=5575&&country=12&p=2



 以上5つのニュースピックアップいかがでしたか?

 今日は、国際と日本からのニュースを1つずつ入れてみました。

 このニュースピックアップを始めてから本当にあちこちから「読んでるよ」「頑張ってね」と声をかけていただけるようになり、とても励みになりますし、心から感謝しております。


 皆さんのご協力を得て、フィリピンの今をお伝えできればと思っています。


 それではまた!


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2019年3月14日木曜日

3月14日のフィリピンニュース ピックアップ
















3月14日 フィリピンニュース ピックアップ


どうも、Kazubongです。

いやあ今朝はfacebookの通信障害参りました。

午前中で何とか回復しましたが、
このまま一日中使えなかったらどうしようかと思いました。

仕事は何とか進んだんですが、ニュースフィードが遅くなってしまいました。

それでは、本日のニュースピックアップいきましょう!

英語、タガログ語読める人はソースに詳しく記事があります。



未明からのfacebook通信障害おさまる


 冒頭にも書きましたが、本日未明よりフェースブックに通信障害が起きて、写真が送れなかったり、検索がかけられなかったり、メッセージが出来なかったりと混乱が起きました。

 監視システムのアプリケーションで見ていたところ、全世界に広がり、特に日本の関東地方とフィリピンのメトロマニラがひどくて、お昼前まで機能が回復しませんでした。公式からの発表ではハッキングではないということですが、昨日はGmailの不具合があり、今日はフェースブック、インスタグラムですから、心配なところです。日本のほうでも各新聞やテレビのニュースがトップで取り上げているようですね。


ソース:http://nine.cnnphilippines.com/entertainment/2019/3/14/facebook-instagram-down.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42438910U9A310C1EAF000/




マニラの水不足による断水、水道会社による公式発表



 連日お伝えしているマニラ首都圏東部、マニラウオーター社のエリアで起きている断水ですが、昨晩マニラウオーター社公式ホームページにて、今後の見通しとして計画断水が再度エリアごとに発表されました。

 長いところでは最大22時間!の断水がアナウンスされました。つまりほとんど出ないということです。

 ちなみに私の住む地域は午前7時から夜中の12時まで断水ですので17時間です。深夜に水をためなければならなくなりました。

 この発表では、これまで入っていなかったマカティの一部が追加されたほか、ケソンシティは全域が断水になることが発表されました。新たな発表では、ケソンシティは午後5時から午前4時まで11時間の断水。マカティ市ではフォーブスパーク、ダスマリニャス、マガリャネス、ブルゴス通りがあるポブラシオンなど計17地区が午後5時から午前6時まで13時間の断水となります。

 この発表の中では、これは一時的な措置ではなく、今後数か月に及ぶのでどうか理解していただきたいと明確に宣言していますので、いよいよマニラ東部に住む人々はこれから真夏日が続く季節に水道の水が出ないことを覚悟しなければならなくなりました。以下はマニラウオーターからの昨日の発表の抜粋です。

WATER INTERRUPTION SCHEDULE
Metro Manila
We are asking for your understanding as we continue to impose 'operational adjustments' in the goal of giving water across the east zone. We can only do this by implementing a more specific schedule of water service delay.
Starting March 14 and 15, 2019, the residents will experience from 6 to 21 hours water service interruption every day, and even have water on the tap can be more weak it than Previously experienced. This situation may take more until the next few months in the summer, so we wish you more understanding.
Here are the schedules of service interruption in metro Manila (East Zone) including makati, mandaluyong, Pasig, pateros, San Juan, Taguig, Marikina, and parts of QUEZON CITY AND MANILA.


 ソースを出しておきますので、該当地域の方はそのうち何とかなるだろうという願いや見込みを捨てて、根本的な対策を立てる必要があります。

マニラウオーター社発表の計画的断水の地域と時間一覧はこちらです。

ソース:https://www.manilawater.com/customer/agos/2019-03-14/service-advisory--manila-water-releases-new-schedules-of-water-service-interruptions


政府は赤十字社などにも協力を要請して、病院や学校などへの給水を優先するように要請しています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/13/19/red-cross-deploys-water-tankers-to-metro-manila-hospitals
https://news.abs-cbn.com/news/03/13/19/house-probe-on-water-shortage-sought



バイクのナンバープレートの大型化、カラーコーディング実施へ


 ドゥテルテ大統領が今月に入って次々と交通渋滞、重大事故、犯罪抑止のための法案に署名をしています。

 昨日は12歳以下の子どもへのチャイルドシート着用義務、違反金などについて詳しく書きましたが、今度はオートバイのナンバープレートの大型化、カラーコーディングの採用です。

 頻発するバイクでの強盗、殺人事件、また首都圏で爆発的に登録が増えているオートバイの重大事故の増加、交通渋滞への対応などが含まれています。

 現状では登録せずにナンバープレートなしで走っているオートバイも多く、この法律により購入から5日以内に登録しない場合に25000ペソの罰金、ナンバープレートなしで走行しているバイクに対して50000-100000ペソの罰金、盗難されたプレートをつけて走っていた場合に50000-100000ペソの罰金、頻発するバイクを使用した強盗、殺人などが起きた場合、そのバイクのオーナーに対して12-40年の懲役刑など、大変厳しい罰則、罰金が科せられます。

 バイクの所有者は6月末までLTO(LANDTRANSPORTATION OFFICE)に新ナンバープレートの登録を申し込まなければなりません。

 新ナンバープレートのリリースは年末、来年から新ナンバープレートに切り替えての運用が始まります。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/14/19/duterte-signs-law-requiring-bigger-color-coded-plates-for-motorcycles



いかがでしたか?

ここ数日は、自分も渦中にある水不足の問題が日々深刻になること、そして昨日と今朝は通信障害と、何かと身辺がごたついています。

それではまた!

2019年3月13日水曜日

3月13日のフィリピンニュース ピックアップ
















どうもKazubongです。

先週からの取水制限および断水で、非常に困っております。

それでは、3月13日のニュースピックアップです。


マニラ首都圏の断水さらに拡大中


 マニラ首都圏に水を提供するマニラウオーターカンパニーはラメサダムの水位低下により、深刻な水不足を懸念して主にマニラ東部にて取水制限と断水の範囲を拡大しています。

 ニュースでは水を求めてタンクをもってバランガイ内を右往左往する人々の様子が報道されています。

 昨日のニュースフィードでこれからマニラ方面に旅行される方からの問い合わせがありましたが、マニラウオーターは主に東部、マニラッドが西部に供給しているため、マラテ地区に泊まる方たちへの影響は差し当たってないようです。

 現在、深刻な断水があるのはマンダルーヨン、パシッグ、サンフアン、ケソン市の一部で、バランガイによっては22時間断水という地域もあり、衛生状態への懸念も出てきています。

 マニラ首都圏は連日の酷暑(日中34度くらいまで上がります)で熱中症の危険もあり、対応が求められますが、昨日も書いたように雨の降らない時期であり、長年にわたる水不足の危機にもかかわらず、インフラ整備への対応を遅らせてきた政府にも問題があります。

 なぜこのような問題が出てきているのかについては、リンクに挙げたソースに詳しく書かれているのでぜひお読みください。フィリピンの水事情がよくわかるリポートになっています。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/13/19/house-probe-on-water-shortage-sought
https://news.abs-cbn.com/news/03/12/19/explainer-why-is-there-a-water-shortage-in-metro-manila



セブの少女惨殺事件の容疑者が逮捕される


 さる10日の日曜日、教会への奉仕活動に夕方出かけた16歳の少女が、夜になっても戻らず、翌11日にレイプされ、顔面の皮をはぎ取られて頭蓋骨がむき出しになった状態で野原に遺棄された事件で、マクタン島ラプラプ市の警察は容疑者と思われる3人の男を逮捕して取り調べを行っています。

 SNSではレイプされ惨殺された少女の死を悼んで嘆く投稿が続いており、このような残忍な犯行を犯した者への刑罰は終身刑ではなく、死刑にするべきだとの声が多数上がっています。

 フィリピンでは2006年6月にアロヨ大統領政権下で死刑制度が廃止されて以来、終身刑が極刑と定められており、当時死刑囚だった囚人も皆、それまでの死刑判決から終身刑に変わったという経緯があります。

 2016年のドゥテルテ政権発足以来、麻薬の売人、使用者に対しては「その場で殺しても構わない」といったような大統領発言が取りざたされる背景にはこのような背景もあります。日本は死刑制度が残っている数少ない国の一つですが、その是非の判断については非常に難しいと思わされます。


ソース:http://bir-gov.info/#news/4



ドゥテルテ大統領、チャイルドシートの着用を求める法案に署名する


 増加するチャイルドシートの未使用による重大事故、死亡事故に対応するため、ドゥテルテ大統領は12歳以下の子どもにチャイルドシートの着用を義務化する法案に署名をしました。

 この法律の成立により、違反したドライバーは1回目1000ペソ、2回目2000ペソ、3回目は5000ペソの罰金と1年間の免許停止という重罰が課せられることとなります。

 個人的には、現状でバイクにヘルメットなしで3人4人乗り、子どもも乗せている状態、トライシクルに5人も6人も乗っている状態など、フィリピンのローカルの状態を見る限り、ちぐはぐな印象があります。

 また罰金についても、評判の悪いマニラの警察の格好の点数稼ぎに利用されるだけのような気がしてなりません。いずれにせよ、日本の基準からみると、まだまだ整備されるべきことが沢山あり、真摯に一つ一つ取り組んでいる現在の大統領、政府は、これまでの状態からすればものすごい大きな変化を短期間にフィリピンにもたらしているのは間違いありません。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/12/19/duterte-signs-law-mandating-use-of-car-seats-for-children?fbclid=IwAR3-j0oCcbIuUcbEWxNq0B2I5NEjPiplu2HDcLEK78ApOteuh842vutf2KM



首都圏と郊外を結ぶP2Pバスの整備が進む


 ここ最近、フィリピンの陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)により集中して進められているバス路線の改革ですが、今年さらにP2Pバスが28路線オープンして、郊外から首都圏へ働きに出てくる人々への交通の利便性向上が期待されます。

 ブラカンやバタンガス、ラグナなどと首都圏を結ぶP2Pバスの新28ルートに関してはリンクに掲載されています。チェックしてみてください。P2Pバスは車両も新しいものを用いており、とても快適です。


ソース:https://news.abs-cbn.com/business/03/12/19/ltfrb-opens-28-new-p2p-routes



いかがでしたでしょうか。
本日は水不足とセブの少女惨殺事件の続報を中心に取り上げてみました。
それではまた。





2019年3月12日火曜日

3月12日のフィリピンニュース・ピックアップ

3月12日のフィリピンニュース・ピックアップ


















どうもKazubong です。 フィリピンの最新ニュースピックアップです!



マニラの水不足、危機的な状態へ。各地で断水。


 先週末より、マニラの一部で始まったマニラウオーターの断水および供給制限が今週に入り、本格化して各エリアで混乱が起きています。

 先週土曜日の段階では、状況がはっきりしなかったため、1,2日で解消すると思われた断水ですが、今週に入り、供給源であるラメサダムの水量が非常にクリティカルな状態であると発表され、以下の地域において、供給のピーク時間に水圧が低くなるか、全く利用できなくなる措置が取られています。首都圏マリキナ、パシッグ、ケソン、タギッグ各市、リサール州アンティポロ市、ロドリゲス、サンマテオ、タイタイなどの一部バランガイ。

 現状でラメサダムの水位は69メートルと、通常時(80メートル)より10メートル以上下がっており、さらなる水不足という危機を防ぐための予防措置という説明です。フィリピンでは6月ごろから雨季となりますが、今年はエルニーニョの影響で、各地で干ばつが発生しており、本格的な雨季が7月ごろになるのではと言われています。

 マニラ首都圏では乾燥による大規模な火災もあちこち頻発しており、酷暑と共に非常に厳しい夏を迎えています。

 ソースにラメサダムの水位の低下を見ることが出来る写真リンクがあります。

ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/10/19/in-photos-la-mesa-dam-slowly-drying-up-amid-el-nio
http://news.tv5.com.ph/breaking/low-pressure-to-no-water-manila-water-issues-updated-list-of-affected-areas

大統領、家族計画法実施を承認


 ドゥテルテ大統領は、家族計画に関する国家プログラムの全面的な実施を承認しました。女性の避妊薬、避妊具の利用を推奨し、2022年までに貧困率を現在の20パーセントから14パーセントまで下げることを目指します。

 これまでにもフィリピンにおいて避妊薬、避妊具は販売されていますが、高価であること、カトリックの背景などから、一般にはなかなか普及していない現状があります。貧困層ほど子どもが多く、さらに生活が悪化するというスパイラルに陥っていることに対しての法整備ですが、法律の制定により子どもの数が減ったり、貧困率が下がるのかということには疑問があります。

ソース:https://newsinfo.inquirer.net/1092363/duterte-oks-all-out-family-planning-program-implementation?utm_expid=.XqNwTug2W6nwDVUSgFJXed.1


セブで16歳の女性惨殺死体見つかる


 セブの空港があるマクタン島、ラプラプ市で16歳の若い女性の惨殺死体が見つかりました。被害者の女の子は日曜日の午後に教会に出かけたきり戻らなかったそうです。

 下半身が裸で、顔の皮膚を全部はがされて骸骨が露出している状態で遺棄されているところを発見されました。10日の日曜日の午後4時ごろ教会での奉仕当番へ出かけて、午後7時になっても戻らなかったため母親が心配して警察への捜索を依頼し、翌日11日になって惨殺死体での発見となりました。日本と違い、フィリピンでは遺体の写真が見れてしまうのですが、目を覆うような残忍な状態です。警察は犯人を捜索中です。

ソース:https://www.sunstar.com.ph/article/1796272/Cebu/Local-News/16-year-old-woman-found-dead-skinned-on-the-face-in-Barangay-Bankal-Lapu-Lapu-City


 いかがでしたでしょうか。個人的には自分の住むアパートも水が24時間中20時間ぐらい止まっていて、でてもチョロチョロなので、非常に困っています!

 それでは、また!

2019年3月4日月曜日

3月3日のニュース・ピックアップ

お早うございます。

kazubongです。

本日もフィリピン関連のニュースをピックアップします。


比米合同軍事演習が始まる


 ルソン島北部ヌエバエシア州にてフィリピン、アメリカの合同軍事演習「サラクニブ2019」が4日から24日まで行われます。先週、米国務長官ポンペオ氏がマニラを訪れ、中国による南沙諸島での衝突の可能性がある場合には米は全面的にフィリピンを守るという発言がニュースになったばかりです。合同軍事演習には1600人が参加して行われます。


ソース:https://www.manilatimes.net/1600-ph-us-soldiers-join-military-exercise/519827/



ボラカイ島のホワイトビーチがアジアで9位にランクイン


 旅行に関する口コミサイト・トリップアドバイザーが、旅行者の口コミに基づく人気のビーチランキングを発表しました。昨年、環境浄化のため昨年半年間閉鎖されたボラカイ島のホワイトビーチがアジアで9位にランクインしました。パラワンのエルニドも13位に入り、フィリピンの観光資源としてのビーチリゾートが評価されています。


ソース:http://cnnphilippines.com/lifestyle/2019/03/02/boracay-tripadvisor-2019-ranking.html


マニラ湾の浄化作戦本格化


 1月末より始まったドゥテルテ政権の公約の一つであるマニラ湾浄化作戦ですが、マニラ市の米大使館からヨットハーバーまでの区間をフェンスで閉鎖して、重機を投入しての本格的なごみ、泥の除去が始まりました。この作戦には陸軍も1000人以上投入され、これまでに少なくとも500トン以上のごみが撤去されたとのことです。

 これから政府は数年かけてごみの除去、ホテルやレストランの違法な排水などを取り締まるなどしてインフラ整備を進め、マニラ湾を遊泳可能なビーチにすることを目標に掲げています。


ソース:https://www.philstar.com/nation/2019/03/03/1898154/5-million-kilos-trash-removed-manila-bay-dilg



マニラ空港で大量の亀が押収される


 マニラのNAIA空港で4日、香港からフィリピン航空で入国しようとした乗客の4つのスーツケースから、1532匹の生きた亀が持ち込まれようとして発見され、押収されました。

 押収された亀には希少種も含まれており、450万ペソの価値があるということです。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/03/19/1500-turtles-seized-inside-luggage-at-naia

2019年3月3日日曜日

3月2日のフィリピンニュース

3月2日のフィリピンニュース・ピックアップです。


イロコスで震度5の地震


 3月3日午前3時46分、ルソン島北部のイロコスノルテで震度5(マグニチュード5.3)の地震がありました。震源の深さは28キロメートルで、ラオアグで震度5を記録しています。

 年明けより、フィリピンルソン島北部では地震が頻発しており、政府は警戒を呼び掛けています。



ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/03/19/53-magnitude-quake-rocks-ilocos?fbclid=IwAR2IJQovt5z7GoeCmKSyKRmKQsHspzFZh57DkKB8X_ORqJB8hAhTAbunH2w

ケソンシティでMRT7の工事本格化


 マニラ首都圏北部のケソンシティ、タンダンソラ高架橋で、現在建設が急ピッチで進められているMRT7(ケソンシティからブラカンまで結ぶ高架鉄道)のために、道路の封鎖が実施されました。

 MRT7は2025年に開業を予定されていて、コモンウエルス大通り沿いに14の駅、約22キロメートルを結びます。

 付近は常に渋滞している地域でこの閉鎖により、さらなる混乱が予測されています。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/03/19/tandang-sora-closure-starts


ガリン元厚生長官ら起訴、デング熱ワクチン接種が原因の児童死亡事故で


 司法省は2日までに、デング熱ワクチンの接種が原因とみられる児童8人の死亡に責任があるとして、ガリン元厚生長官ら20人を過失致死容疑で起訴する方針を固めました。

 2019年は年明けからはしかが大流行しているフィリピンですが、2月の終わりから各地でデング熱の発生が多発しています。


ソース:http://www.manila-shimbun.com/category/society/news243531.html


以上、3月2日のフィリピンニュース・ピックアップでした。

2019年3月2日土曜日

3月1日のニュース・ピックアップ

3月1日のニュース・ピックアップ



フィリピンへの中国からの投資拡大 昨年から20倍に

 

 2018年の中国からフィリピンへの直接投資額が、2017年比で約20倍の507億ペソとなり、世界全体からの投資額の28%を占めるまでになり、2017年の海外からの投資の減速を補う形となっています。


 2018年の投資額第四四半期の投資額912億ペソで、主な産業別投資先は、製造業64.5%(588億ペソ)、電気ガス等14.6%(13.3億ペソ)、管理、サプライ業務関連7.6%(69億ペソ)となっています。

 地域別では、ミンダナオ52%、カラバゾン22.3%、マニラ首都圏14.3%で、大統領の出身ミンダナオ島への投資が半分以上となっています。

 今後、ミンダナオ島では空港、鉄道、橋、高速道路などの大型建築プロジェクトが次々と発表されていて、その多くに中国が投資をしています。


ソース:https://www.rappler.com/business/224695-china-investment-pledges-2018


来比中の米国務長官ポンペオ氏が、南沙諸島での中国の活動をけん制


 フィリピンを訪問中のマイク・ポンペオ米国務長官は1日、南シナ海の大半の領有権を主張する中国を念頭に、同海域でフィリピンに対する武力攻撃が行われた場合には相互防衛条約に基づいて同国を防衛すると明言しました。米政府高官が南シナ海における同盟国防衛について公式に発言したのは今回が初めてです。


 中国からの投資が昨年比20倍にも上ることが話題となっている中比関係ですが、南沙諸島の問題では変わらず緊張関係が続いています。


ソース:http://www.afpbb.com/articles/-/3213727?act=all


ドゥテルテ大統領「幼稚園児にも反麻薬教育を」


 フィリピンのドゥテルテ大統領が2016年6月の大統領就任以来最重要政策の柱としている麻薬関連犯罪対策は、その当初から容疑者らへの司法手続きを無視した形の「超法規的殺人」が「人権無視」として国際社会や国内人権団体、キリスト教組織などから非難を浴びているが、一方で麻薬関連犯罪の抑止効果もあげ、国民からは依然として高い支持率を得ています。

 
 そうした支持を背景にドゥテルテ大統領は最近、幼稚園児から高校生までの教育現場で反麻薬教育を導入する計画を明らかにするとともに、さらに厳格な取り締まりを関係当局に指示するなど相変わらずの強気の政策を続けています。


ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190301-00010003-newsweek-int


「子どもへの体罰を禁じる法案」への署名をドゥテルテ大統領は拒否


 ドゥテルテ大統領は、上下両院で承認された家庭内を含む「子どもへの体罰を禁じる法案」への署名を拒否しました。

 大統領は声明の中で「法案は政府による家庭内での子どもへの自制、マナーをしつける機会を失うことになる。両親は子どもをしつけるためにたたくことはありうる」としました。この大統領の発言により人権団体などから非難が起こっています。

 

 最近は日本でも家庭内暴力で、子どもが親を訴えて警察に通報するなどの事件が報道されていて、その是非がフィリピンでも議論されています。


ソース:https://news.abs-cbn.com/news/03/01/19/parents-can-hit-kids-in-self-restrained-way-palace


マカティのオフィスビルでエレベーターが落下する


 マカティのPBCom が入るオフィスビルでエレベーターが故障し、52階から12階まで落下するという事故が起き、事故当時28名乗っていたエレベーター内で12名が重軽傷を負い、病院に搬送されました。警察は原因を調べていますが、もしも安全装置が働かず地上階まで落下した場合には全員死亡する可能性があったとのことです。


ソース:https://philnews.ph/2019/03/01/makati-elevator-drops-52nd-12th-floor/?fbclid=IwAR2r6KREWoVkYZMEBlM3b_NZTtWFjzEP71GBQLVf-ttPv9NvlPvzsRm774g

2019年3月1日金曜日

2月のニュースまとめ


2月が終わりました。


 2月はそもそも28日しかないので、早いのは仕方がないのですが、それでも早かったですね。


 あっという間に日が過ぎていき、もう3月です。


 今年は超久しぶりに日記をつけているので、この1か月どんなことがあったのかが振り返ることが出来ています。


 個人的にはあれこれ激しく動いた2月ですが、一方でフィリピンのニュースというと、あまりパッとしないというか、割と平和に過ぎていった1か月だったなという印象があります。あまり不安なニュースがないというのはいいことだと思いますが。


 ちなみに、このニュースまとめを続けていくと、年間で50-60のニュースを書き留めることに自動的になるので、年末には1年を振り返った「10大」ニュースを作ることが出来るかなとか思っています。


 それではフィリピンの個人的に気になったニュース2月のまとめです!今月は以下8つをピックアップしてみました!


1. はしかが大流行する。

2. ミンダナオでの爆弾テロの影響でMRT・LRTへの液体持ち込み禁止

3.  マニラ湾浄化作戦継続

4. 中間選挙スタート

5. 日本の河野太郎外相来比

6. イスラム自治 暫定政府が発足

7. 大統領国名の変更の可能性を示唆

8. フィリピン初の地下鉄工事がスタート


1.はしかが大流行する。


 今年に入って、フィリピンでは「はしか」が大流行しています。感染者はついに一万人を超えて、フィリピン厚生省が必死に対応していますが、終息の見通しが立っていません。2月20日現在で報告されているだけで1万1500人、死者は189人となっています。

 はしかは麻しんウイルスの感染によって起こされる感染症で、発症した人から人へ感染していく、侮れない病です。感染力はインフルエンザウイルスの5倍以上で、インフルエンザが通常2人程度への感染なのに対して、はしかは12人以上に感染すると言われています。


 発症している人を隔離するのが原則ですが、フィリピンのように大家族で、狭い空間に住んでいる人が多い地域では、大発生する可能性が高いです。ウイルスの潜伏期間は大体2週間で、感染した人の発症率は90パーセント以上、超高熱と発疹で、発疹がでるまでの初期に空気、飛沫、接触で他の人たちに感染していってしまうため、手が付けられないのが現状です。はしかの有効な治療方法はいまだありません。

 

2.MRT・LRTへの液体持ち込み禁止


 1月末にミンダナオ・スールーのカトリック教会で日曜日のミサ前多くの信者が集まる中で起こった、イスラム過激派による爆弾テロによる影響で、マニラ首都圏のMRT・LRT高架鉄道では空港並みの液体(水分)持ち込み禁止が発表され、即日実行されました。

 

 暑いフィリピンではペットボトルなどの水分を持って歩く人が多く、各駅では水分を没収するための荷物検査で大行列ができ、SNSなどでは不満の声が上がりました。乳幼児を抱えた母親がミルクを作るための水分はどうなるのか?化粧水などのコスメ類は?と批判が大きくなり、しばらくして、持ち込んでもよい水分のリストが発表されたり、100ml以下に制限するなど推移しましたが、そんな中で、中国人の女性が荷物検査をした警官に対してタホ(豆腐)を投げつけるという事件が起き、逮捕拘留されるというニュースも流されました。22日に飲料の持ち込み禁止は解除されています。


3. マニラ湾浄化作戦継続


 1月末にドゥテルテ政権の公約の一つであるマニラ湾の浄化作戦が実施され、パシグ川の周囲にあるスクワッターの撤去や、ベイウオークのごみ拾いなどが大々的に行われ、マニラ市民もボランティアで参加している様子が報道されました。


 2月に入って、一見きれいになったマニラベイで海水浴を始めた人々に、「ごみ拾いをしただけで、海水の汚染はいまだ致死量であるので泳がないように」との警告を出しましたが、まったく聞き入れず11歳の女の子が溺れて重体になるなどの報道がなされました。


 その後、米大使館からヨットハーバーまでの区間にフェンスを置くなどして、ビーチに人が入らないように対策をしています。一方で、ロハス通り沿いの有名なフィリピンレストラン・アリストクラットなどが排水の基準を満たしていないとして営業を停止されるなど、今後の海水汚染の浄化に向けた根本的な対策が始まっています。


 ボラカイ島のクリーンアップのために6か月もの間「島全体」を閉鎖するというような荒業を行うドゥテルテ大統領ですから、マニラ湾の浄化についても引き続き対応を注視していきたいと思います。個人的には今年一番の楽しみな話題です。


4.中間選挙スタート

 

 フィリピンの大統領任期は6年ですが、その3年目に実施されることから「中間選挙」と呼ばれる、上院の半数、下院、州知事、市長などが選ばれる選挙が12日に始まりました。


 ドゥテルテ大統領は「私を支持する候補者を支持する」と述べています。実際、現状で上院の当選圏にあるのは、薬物捜査で功績をあげたデラロサ氏やマルコス大統領の長女であるアイミーマルコス氏など大統領派がほとんどです。


 政府のトップが自ら選挙運動をするという、どうも不公平な状態がまかり通っているフィリピンです。中間選挙の投票は5月13日に行われます。選挙期間中には、あちこちで集会が開かれ、様々なイベントが催されます。


 動員される人には実弾(金)がばらまかれるのもフィリピンの選挙の特徴です 笑。 またTシャツやターポリンなどが大量に作られるため、個人で印刷屋をやっている人のビジネスチャンスでもあります 笑


 また選挙の年には、対立候補通しが殺し合いになることもしばしば、ニュースを見ていると、当選した人が銃で撃たれて殺されたというニュースがしょっちゅう流れます。これを機会に各々が住む地域の市町や州知事、バランガイキャプテンなどがどういう人なのか興味を持ってみるのも面白いかもしれません。


5.日本の河野太郎外相来比


 日本の河野外務大臣が、9日フィリピンを訪問し、ダバオでドゥテルテ大統領と会談しました。ちょうど1月の末にイスラム過激派によるテロが起こったばかりでしたが、会談ではあくまでも和平プロセスへの協力、ということを強調しました。

 河野外相は日本のODAでミンダナオ島の道路復興事業に220億円の支援を約束し、ドゥテルテ大統領から歓迎を受けました。一方で日本の警察から対テロ用の防爆スーツ、盾、などの装備も送られています。


ドゥテルテ大統領就任以来、日本とフィリピンの関係は極めて良好に続いています。在住の日本人としては、出会うフィリピン人がこれらのニュースでおおむね日本に対して好意的な印象を持ってくれるため、うれしいことです。


6.イスラム自治 暫定政府が発足


 フィリピン・ミンダナオ島西部で2022年の樹立を目指すイスラム自治政府の前身となる暫定政府が26日に発足しました。イスラム組織がフィリピンからの分離独立を求めて50年近く戦闘が継続されてきた地域の平和と安定に向けたプロセスが注目されます。


 発足にあたって、マニラの大統領府にてドゥテルテ大統領により暫定政府のメンバー80人が任命され、暫定首相にはMILF(モロ・イスラム・解放戦線)のムラド議長が就任しました。


 1月にスールーで起こった、カトリック教会での日曜ミサ前の自爆テロなどからもわかるように、賛成派、反対派、キリスト教、カトリック、その他も含め、非常に難しいプロセスを通らなければなりませんが、和平へのプロセスを大きく前進させて、形あるものにした大統領の功績は大きいと思います。


 ドゥテルテ大統領の任期は2022年6月まで、実際には次期大統領がこの課題を引き継ぐことになりますが、現政権の路線をしっかり引き継ぐものであってほしいと願います。また、この課題の推移を見ながら、フィリピンのいわゆる南ミンダナオ問題を学ぶ機会にもしたいものです。


7.大統領国名の変更の可能性を示唆

 

 ドゥテルテ大統領は、マルコス政権下で一度提案された、国名をフィリピンからマハルリカという名前に変えることについて、「いい提案だった」と変更の可能性を示唆しました。


 もともと16世紀にスペインの国王フェリペ2世にちなんで「フィリピナス」と名付けられた国の名前が植民地としての名残を残していると指摘しての話題でした。マハルリカには高貴さとか気高さなどの意味があるとされ、古くは抗日ゲリラの名称として、現在はバスケットボールのリーグ名などにも用いられている言葉です。


 実際には国名の改正には憲法の改正が必要であり、大統領が変えたほうがいいといったところで変わるものではありません。しかし、ニュースソースとしてはセンセーショナルだったようで、SNSなどではすぐに議論沸騰し、7-8割の人が反対だと言っています。


 いわれはともかく、フィリピンという国名に誇りを持っている、マハルリカなんてヤダという意見がほとんどで、先ごろミスユニバース世界大会で優勝したカトリーナ・グレイさんも「なんで変えなきゃいけないの?」と疑問を述べています。


 ちなみに、最近国名が変わった世界の国としてはジョージア、モンテネグロ、コソボなど結構あるんですね。来年はオリンピックイヤーですが、開会式で200か国ぐらいが紹介される中で、こんな国あったっけか?というのが意外とあるかもしれません。


8.マニラで地下鉄工事がスタート


 フィリピンには地下鉄がありません。なので作ろうということで、またまた日本のODAが入って、ついについに着工となりました。マニラ空港からケソン市を結ぶもので、2025年の完成を目指します。


 雨季のあるフィリピンですので、ちゃんとやらないと、地下鉄駅水浸しとかになりそうですが、空港から中心街へ地下鉄が通ったら本当に素晴らしいと思います。フィリピン旅行に来て、空港に降り立った時、いきなりレベル高すぎますからね初心者には。


 それに比べたら、成田にしても羽田にしてもすっと電車で入れる日本は本当に便利にできていると思います。


番外編:月末に世界情勢が突然緊迫する


 さて、最後に番外編ですが、月末になって、ベトナムのハノイで昨年6月の歴史的な米朝首脳会談から1年を待たずに第2回が行われました。


 北朝鮮は制裁の解除を求めて、アメリカは核施設の廃止を求めて、テーブルに着いたわけですが、結果は失敗に終わり、中間選挙に成果を誇示したいトランプ大統領の思惑はかなわず、経済制裁でいよいよピンチである北朝鮮の金書記長も窮地に立たされる結果になりました。会見でトランプ大統領は暗に北側が嘘をついている、今でも開発は続けられている、ばれてるぞと述べて、今後の推移を注視する必要があります。


 そんな世界中が大注目する中、今度はインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で、14日に治安部隊を乗せたバスを狙った自爆攻撃があり、インド人44人が死亡しました。


 それを受けて今度は26日にインド軍が戦闘機12機でパキスタンを空爆し300人以上が死亡した(CNN)との報道があり、一気に情勢が緊迫しました。27日にはパキスタンが「核兵器の使用を決定する会議を招集した」と発表し、核という言葉を使いました。その後もインド空軍、パキスタン空軍により衝突が続々と報道されており、半ば紛争状態に一気にヒートアップしています。


 年明けには日本は韓国の駆逐艦からレーダー照射を受けたと言って外交問題になったわけですが、それとは比較にならない、戦闘機のドッグファイトが行われている印パ、両国とも核を保有しており、各国政府が懸念を表明しています。撃ったら即終わりですからね、、、汗。


 以上、フィリピン2月の気になったニュース+アジア情勢でした、、、。

 また3月にまとめを書きますね!